Tournament article
カシオワールドオープン 2003
シード権がかかる選手にとっては、今週が事実上の最終戦!!
2001年初優勝で得たシード権は今年期限切れ、賞金ランク74位の平石武則は通算3アンダー38位タイ
2001年、真夏の久光製薬KBCオーガスタで41歳が涙の初優勝。そのとき初めて手に入れたシード権は、今季限りで期限切れとなる。来年も、シードを継続するには、まさに今週が正念場だ。現在、賞金ランク74位。今年のボーダーラインはランク71位までだが、70位のリチャード・リーと、71位のジーブ・ミルカ・シンがそろって予選落ちした。シンと平石との賞金差は31万1863円差。今大会で、最下位にでもならないかぎり、まず平石は安泰とは思われるが、平石の2つ上のランク72位には中嶋常幸がおり、3日目終了時点の順位は、通算11アンダーで6位タイ。また、平石の7つ下のランク81位で初シード入りをねらう秋葉真一は、通算7アンダー17位タイにつけている。最後まで、油断は禁物なのだ。
「まあでもね、他の人がどうということよりも自分がベストを尽くさなしゃーないですから。QTには、誰だってできれば行きたくはない。ラスト1日、悔いの残らんようやるだけですわ」。
東洋大姫路高校時代は野球部のレギュラーで、77年には優勝を味わった。元・甲子園球児が、最終日、最後の望みにかける。