イーグル賞20万円（提供：二階堂酒造）のかかった17番パー５。
残り220ヤードの第2打を5番ウッドで左5メートルに乗せ、これをど真ん中から決めてみせた。興奮する観衆に、手を振って応えた平塚。

「優勝するのがいちばんだけど、それでもこのイーグルでちょっとは大役の責任を果たせたかな」満足そうに振り返った。
つるやと正式にクラブ契約を結んでから、はじめて出場するトーナメントが、このホスト試合だった。今週、ショットに安定性を欠いたが「それでも、情けないプレーだけは見せられない」その気迫が、十分に伝わってくるゲーム運びだった。
幾度もピンチを迎えながらも、しぶとく上位陣に食らいつく。フロント９で3バーディを奪ってグイグイ順位を上げる。その戦いぶりに、つるやの西村文延・代表取締役社長が、思わずコースに飛び出していった。平塚の上がりホールに駆けつけて、ロープの外から応援だ。
そしてその直後のイーグル奪取。期待どおりの活躍に、西村社長は興奮気味に所属プロのPRをせずにはいられない。
「みなさん、優勝者の宮瀬さんもすごいですが、うちの平塚君も凄いでしょう？　今年はきっとやってくれると思います。初優勝、必ずやってくれると思います！」あまりの絶賛ぶりに照れながらも「頑張りますよ」。社長の手をしっかりと握り返し、ホスト試合を締めくくった。
写真＝イーグルに感動した西村文延・代表取締役（左）は、表彰式で平塚を絶賛。「平塚君は、ほんとうに素晴らしい選手です！」「なんか、ほんま照れますわ・・・（苦笑）」（平塚）

• 平塚 哲二