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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2004

前日初日ラウンド途中に同組の片山、宮本が棄権、この日2日目も一人でのプレーだった横尾要

ボランティアの方が運ぶ移動式のこの日のスコアボードには、「YOKOO」一人 だけの名前が・・・「一人ってことで、ギャラリーの人もずいぶん応援してくださっ て。2番ではイーグルが取れたり、前半ホールでは、みなさんの声援に、ずいぶん支 えられました!!」(横尾)
いつもより、念入りに距離を歩測し、風向き、グリーンを読んだ。それでも、一人で のラウンドでは、すぐに前の組に追いついてしまう。ホールアウトしてもすぐに立ち 去らず、あえてグリーンそばにたたずんで、後続組のプレーを見たり、キャディの ゲーリー・ドハティさんと世間話をしたり。この日、ノンプレーイングマーカーとし て18ホールついてくださったここ大洗ゴルフ倶楽部の副競技院長・関根洋司さんや、 ボランティアの方に話しかけたりして、時間をつぶした。
「内心、『今日は関根さんにまで、“棄権”されちゃったらどうしようか』って (笑)。・・・それは冗談だけど、最後までついてくださって、ありがたかったです ね」(横尾)。
たったひとりでのラウンドは、いつも以上に自分のプレーに集中できるかわりに、デ メリットも多かった、といえるかもしれない。
風向き、グリーンのラインなど、普段なら同組の選手のプレーを参考にできるのが、 その情報がまったく入ってこない。「やりにくい部分はいっぱいあったけど、それでも良い内容で上がれたし、このスコアならぜんぜん、優勝も狙える位置」。思いがけ ない“試練”も乗り越え、横尾が首位と3打差の通算3アンダー、9位タイで決勝ラウ ンドに進出した。

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