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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2004
三菱ダイヤモンドカップ2004初日単独首位の河村雅之
「本番までに、ダメージを受けたくない」と、ここではあえて練習ラウンドの回数を 減らす選手も多い 。河村もその口だった。
「・・・というか、僕、実は今回まったくのぶっつけ本番でやったんです」と、のほ ほんと言ってのけ た。それだけではない。今週は、コースのレイアウトや距離、グリーンの形状を記し たヤーデージブッ クさえ、持っていない。
「持ってまわったってそのとおりにできるようなコースじゃないし、いっそ感覚で ね、やったほうがいいんじゃないかって(笑)」。
“本能”に頼ったこの日初日のゴルフは、ほとんどのホールでフェアウェーを外しな がらも「しぶとく 粘って」6アンダー。後半の10番では、残り200ヤードの第2打を5アイアンで1メート ルにつけイーグル を奪うなど、たたき出した66は、ここ大洗での「自己ベストじゃないかな? ・・ ・っていうか僕、ここで60台なんて、いままでに出した記憶がないよ!」。数々のピ ンチをアプローチ、パットでしのぎ、2003年のサントリーオープン初日以来の、単独 トップスタートだ。
「今日は運だけで、ゴルフをやっちゃいました」と、おどけたがここ大洗はけして ラッキーばかりが通用するコースではない。