8月、日本ツアー初優勝をあげたサン・クロレラクラシックも、北海道での開催。「ホッカイドウが、
チョーだいすきなんです」。日本語も、日に日に上手くなる。テレビや、日本人選手と積極的に会話することで成果をあげてきた言葉と同じに、成績もうなぎのぼり。
「ひとつ勝ってから、だいぶ気持ちが楽になって。いまはほとんど、緊張もしません」。毎週のように上位に顔を出し、「また、ヤンさんが上にいるよ･･･」（通算9アンダー、4位タイの谷原秀人）日本人選手たちを、大いに脅かしている。

「このコースも、チョーだいすきなんです（笑）。僕は飛ばすほうだから、パー5が全部チャンスホールになる。4つのロングホールで、必ずバーディ以上のスコアが取れる気がするから、楽ですよ」。この日2日目の12番パー5では、残り247ヤードを3ウッドでピン上3メートルに乗せてイーグル。
「この調子で、早めに次の2勝目がほしいですね」。
韓国の“英雄”が、ここ北海道での2大会制覇を狙っている。

• Ｙ・Ｅ・ヤン
• 谷原 秀人