病み上がりの日本オープンだ。2週前のアコムインターナショナル。初日のスタート前に、きゅうきょ出場を取りやめた。
あのときは、練習場で球を打っているときから、なんだかおかしかった。背中の肩甲骨の部分がギシギシと痛んだ。
打ち込み練習は軽めに切り上げ、パッティンググリーンに場所を移した途端、激痛が走った。かがんだ姿勢のまま動けなくなってしまった。
ティオフの15分前に欠場を申し出て、帰路に着くなりものすごい発熱。
そのまま3日間、寝込んでしまったという。

翌週のコカ・コーラ東海クラシックも大事をとって欠場して、今週が復帰戦。
「しばらく練習もできなかった分、力が入らなかったのが、良かったかな」。
タフなコースも、確実にフェアウェーに球を置いて、丁寧にスコアを作る持ち味を生かして1アンダー暫定7位タイで、まだ青空が見えていた午前中のうちにホールアウト。

今月25日に、50歳の誕生日を迎える。その週、同時に開催される日本シニアオープンが“デビュー戦”。「心は新人なんです」。フレッシュな気持ちで、戦っている。