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コカ・コーラ東海クラシック 2004

細川和彦 プレーオフ1ホール目に敗退「2位じゃ名誉は残らない」

厳しい表情のまま、いったんロッカールームに駆け込んだ。気持ちを落ち着け、再び報道陣の前に現れた細川の脳裏に浮かぶのは、やはり最後のパーパットだった。

プレーオフ1ホール目の18番。
ティショットを右に曲げて、前方を木にふさがれた第2打。
7アイアンで打ったショットは「完璧だった」。ピン左18メートルにパーオン。

今井が先に、パーパットを沈めた。
続いて細川のバーディパット。
池に向かって打つラインはアゲンスト風と、下り傾斜を計算するあまり、1メートル半もショートさせた。
プレーオフ2ホール目へと望むをつなぐパーパットは、「まっすぐでいい」読みきったつもりのラインは、スライスしてカップをそれた。

3年ぶりのツアー8勝目はならなかった。チャンスを生かしきれず、準優勝に甘んじた。
「勝たないとダメだね・・・」とポツリ。
「賞金の違いとかじゃない。2位じゃ、名誉は残らない。悔しい」。
真っ赤な帽子とポロシャツというコーディネイト。
しかしこの日の細川には、ラッキーカラーの効き目もなかったようだ・・・。

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