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ダンロップフェニックストーナメント 2004

谷原秀人「明日も、天気が悪いほうがいい」

ショットが不調だ。「構えたときに、当たる気がしない。ここ一番くらい悪いんです」。フェードボールを打とうと思っているのに、ドローが出る。加えて、この日の悪天候で、「いつものフェニックスとは、ぜんぜん、コースが違ってた」。そんな状況で、「なんとかまとめてきたって感じで…」。
自身の調子が悪いだけに、周囲のスコアも伸びないこの日初日の荒天は、「耐えしのんでいればどうにかなる」という谷原には、願ったりかなったりだったわけだ。

翌2日目は晴れの予報に、「明日も、天気が悪いほうがいいのになあ…」と、残念そうにつぶやいた。

いまは、とても「優勝を狙えるようなゴルフの調子ではない」ながら、執念で上位に食らいついていきたい理由がある。

「最終日は、なんとかしてウッズと回りたいから」。懸命に、その背中を追いかけていく。

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