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2003 アジア・ジャパン沖縄オープンゴルフトーナメント 2004

最大瞬間風速22.0メートル!!大会2日目は日没サスペンデッド

気象庁が取り決めている、風の強さを示す階級は「13段階」ある。そのうち、那覇市 内の沖縄気象台が発表したこの日初日の最大瞬間風速22.0メートルは、「階級9」に あたる。
階級9の風が吹く日は、たとえば「家屋にわずかな損害が出る恐れがある」「屋根の 樋が外れる」「瓦が外れる恐れがある」などとして、注意報が発令される(※ただし この日の22.0メートルはあくまで最大瞬間風速、1日の那覇市内の公式発表は風速 11.7メート ル)。
強い冬型の気圧配置に覆われたこの日の日本列島。ここサザンリンクスは、海沿いの 高台に位置するコースだ。ただでさえ、風の影響をもろに受けるロケーション。
選手たちには、大変な苦労が強いられた。
スウィング時、突風にあおられてバランスを崩し、空振りをした選手がいた。
アゲンストが吹く打ち上げのホールで、通常より5番手以上も大きなクラブを握った 選手もいる。
暫定3位タイの米山剛は、8番ホールでもともと1.5メートルだったパーパットが風で 動いて、3メートルも遠くなった。これを外してボギー。「もう、ホント参りまし たって感じ・・・ヘトヘトです」と、ホールアウト後大きく息をついた。
通算2アンダー、暫定10位タイの佐藤信人は、体感気温10度を下回る冷え込んだ天気 に風邪もぶり返し、「強烈に喉が痛いし、鼻水は出るし。おまけにものすごい風を受 けて最後のほうは息も出来ず、まるで拷問を受けているみたいだった」と、涙目で振 り返った。
何度も、仕切りなおしを迫られる選手たち。風の機嫌を伺いながらのプレー。競技の 進行は大幅に遅れた。17時35分、日没によるサスペンデッドが決定した。
午後スタートの7組、20人がこの日のうちにホールアウトできなかった。
2日目第2ラウンドの残り競技は20日(土)7時30分から再開、第3ラウンドは、同日9 時30分よりアウト・インからスタートする予定です。

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