Tournament article
2003 アジア・ジャパン沖縄オープンゴルフトーナメント 2004
「優作フィーバーを巻き起こす!」地元・沖縄県出身の宮里優作
デビュー戦を飾り、その一部始終が連日、メディアに取り上げられるな どゴルフ界に大フィーバーを巻き起こした。
「僕がいないうちになんだか大変なこと になっていたみた いで(笑)。僕はずっと蚊帳の外状態でしたよね」。
長兄・聖志も、今年シード落ちで元気がない。優作も、デビュー年での初シード入りを果たしたものの、高校生プロ藍さんに比べると、インパクトがまだ薄い。
このままだと次男までもが“優作”ではなく、「藍さんのお兄さん」などと呼ばれてしまう 可能性もある。
「そろそろやんないとね、僕も。“優作フィーバー”を、巻き起こしますよ!」。
地元・沖縄県で行われる今大会は昨年、アマチュアとして出場した最後のトーナメントとなった。
最終日はチャンピオンの藤田寛之と最後まで争って2位に入り、ベストアマチュア賞を獲得したが、本人には物足りなかった。
「アマチュアとして、トーナメントで優勝することが目標だったから・・・」
表彰式でもその悔しさを隠さず、藤田の優勝カップと、ベストアマチュア賞の記念の トロフィーの大きさを見比べて、大きなため息をついたものだ。
小さいころから、沖縄の強い海風に吹かれながらゴルフを覚えた。
攻略法は、心得ている。
目が強いコ ウライグリーンのクセも知り尽くしている。地の利もある。
「ここでは、何もしなくても良いスコアが 出るはずだから」。
昨年のリベンジでツアー初優勝を果たし、藍さんに負けない存在感を、アピールしたい。