Tournament article

中日クラウンズ 2004

第45回中日クラウンズ 和合での自己ベスト64で、ディネッシュ・チャンドが単独首位スタート

師匠の大活躍に発奮
和合での自己ベスト64で、ディネッシュ・チャンドが単独首位スタート
“師匠”と慕う同郷の大先輩、ビジェイ・シンが昨年、米ツアーで初の賞金王に輝い た。さらに先週のシェル・ヒューストンオープンでは、ツアー通算17勝目。この大活 躍に、弟子として気合が入らないわけがない。
この日初日も序盤から、飛ばした。2番で186ヤードを4メートルにつけてイーグルを 奪うと、最後まで、高い集中力は途切れることなく、ワンオン狙いの16番パー4(367 ヤード)では、グリーン手前からのアプローチを1メートルにつけて楽々バーディ。 17、18番も取って、上がり3連続バーディで、6アンダー64は、クラウンズでの自己ベ ストスコア。大会での初の単独首位発進に「今週は、面白くなりそうだね」とニヤ リ。思わず白い歯がこぼれた。
開幕から使い始めたキャスコのニューボール『デュアルモード160』との相性も抜群 だ。先週のつるやオープンで計測されたドライビングディスタンスは平均304.25 ヤード。「もちろん、これまでだって当たりがよければ300ヤードを超えることも あったけど、平均で超えたのは初めてのことじゃないかなあ・・・。新しいボールの おかげで、飛んで止まる球が打てる。安心して、プレーできるんだ」。
夢はマスターズ出場だ。昨年は、ギャラリーとしてゴルフの祭典を観戦し、「いらい らしたよ。『俺もここでプレーしたい』って気持ちで一杯になった」。オーガスタに 乗り込む前に、まずは“東洋のマスターズ”との異名を持つこの中日クラウンズで、 大会初優勝といきたい。

関連記事