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日本プロゴルフ選手権 2004
昨年のリベンジ、今野康晴が首位浮上
今週、バッグを担ぐ高校時代(東京学館浦安)の後輩・八木博己さんが、ここKochi 黒潮カントリーク ラブの研修生であることを知ったのは、先週のことだった。
同コースは、ツアーの出場優先順位を決める年末のファイナルクォリファイングトー ナメント(QT)の 会場でもある。そのファイナルQTでのコースのラウンド経験がある若手選手から、グ リーンはけっこう芝目がきつく、下り傾斜でも逆目で距離感があわせづらいこと、ま たその対策として毎年、八木さんを起用していることなどを聞き、さっそく連絡を 取って約束を取り付けたのだ。
迅速な対応がピタリとハマった。
八木さんの的確な読みを頼りに、長いバーディチャンスを面白いように決めて、単独 首位浮上だ。
「いつかは、敗れた相手をぜひ打ち負かしてみたいと思ってた」と、今野。
昨年10月の日本オープン最終日。2位に3打差の単独首位スタートをしながら、深堀圭 一郎に5打差の5位 から逆転負けを喫した。
直後は、「自分の調子もそんなに良いわけじゃなかったし」と割り切っていたつもり だったが、時間が たつほどに、「あのとき、優勝しておけば良かった・・・」と、悔いが残った。
勝てば5年シードの今大会。「やはりメジャーと呼ばれるような大きなタイトルは、 取れるときに取っ たほうがいい」と、いま、つくづくと感じている。
その深堀が今回も、1打差3位に控える。今度こそ、同じ轍は踏みたくない。
最終日は、第3と最終ラウンドをこなす36ホールの長丁場。「明日は断然、若い人が 有利。…僕はど っちかなあ…」と苦笑いの30歳。「体力的には微妙な年」(今野)も、ゴルファーと しては、円熟期にさしかかる年齢でもある。