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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2005

川岸良兼「自分でイライラしてました」

思わず、切れそうになる気持ちをこらえるのに必死だ。
「下手にフェアウェーにいっても、よほどきれいに打てないと、下が固いからクラブが跳ね返されてしまう」。
14番の第2打。サンドウェッジで打ってグリーンをショートした。
続く15番も第2打が、届かなかった。「ピンを狙うとコースのワナにはまる。わかっているのに、頭が切れるくらい、カッカして。自分で、いらいらしてました」。

グリーン上でも悩ませられる。
たとえチャンスに乗せても、きついアンジュレーションに、ラインが読みきれない。
深まっていく眉間のシワ。
ストレスはたまっていく一方だが、「バーディ合戦より、スコアが伸びないほうが俺は好き。4日間、アンダーなら最高。・・・そう自分に言い聞かせてやっています」。

最終18番で、手前カラーからパターで転がし、30センチに寄せてバーディを奪った。
「よう、戻しましたよ」。
イーブンパーでまわって2位タイに、ようやく少し笑顔が戻った。

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