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サントリーオープンゴルフトーナメント 2005
3位タイの前田雄大(まえだゆうだい)「趣味は子育て」
「それで確信した。やっぱりフェードボールだ、と」。
今週練習日からさっそく前田も、球筋改造に取り組むなり好発進。
「ショットだけでなく、アプローチもパットも」。一連の動きの中で、フェードを取り入れたのがこの日ハマった。
後半のインコースはショットが乱れ、再三ティショットを曲げながらも好調のショートゲームでしぶとくパーを拾っていくことができた。
辛抱強く耐えて迎えた17番で10メートルのバーディチャンスが入って4アンダー。66は3位タイスタート。
選手のプロフィールや成績データを集めたツアーのガイドブックの趣味の欄に、「子育て」と書くほど子煩悩。
今週は妻・佐和子さんが、1歳と1ヶ月になる長男・大耀(たいよう)くんを連れて応援に来ている。
「今日はそのおかげかな」といって、息子の頭を愛しそうに撫でた。
前田雄大プロフィール
1978年8月6日生まれの27歳、兵庫県出身。
10歳のとき、川原で犬の散歩をしていたときにたまたまアプローチウェッジを拾って遊び始めたのがゴルフとの出会い。
12歳で初ラウンド。96で回って「プロになろう、と決めた」という。
中嶋常幸のスイングビデオを繰り返し見てスイングを研究した甲斐あって、99年の10月1日に念願のプロ転向。
今季は、昨年のファイナルQTランク1位の資格で本格参戦している。
今週、前田のバッグを担ぐのはプロキャディの柿沼基介さん(=写真右)。
柿沼さんは、6月のマンダムルシードよみうりオープンで、やはり予選会組の秋葉真一のバッグを担いで2位タイ。初シード入りへ大きく前進させているだけに、「カッキー(柿沼さんの愛称)!! 今週は俺をシードに導いてくれ!!」(前田)。