Tournament article
ANAオープンゴルフトーナメント 2005
伊沢利光「これからの時代は青!!」
周囲から「黄色を着ると老けて見える」と指摘されたからだ。
そもそも、初めから「黄色が大好き」というわけではなかった。
あるとき知人から「身につけていると良いことがある色」と言われ、「はぁ・・・そうなのかな・・・と」。
半信半疑のまま着ていると、たまたまその日優勝したり、2003年の日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ最終日の18番グリーンでは、最後のパットを打つ直前に黄色のラインが見えたり・・・。
ちょうどラッキーなことが重なった。
以来、黄色をラッキーカラーとしてきたが「老けて見える」と言われては、さすがに心穏やかではない。
「スポーツ選手は爽やかさが命だから」と、いちばん似合う色をあれこれ試着した結果、落ち着いたのが澄んだブルーだった。
これを着ると若々しく見える上に、袖に縫い付けられたワッペンともしっくりと合う。
所属契約を結ぶANAのロゴマーク。
企業のイメージカラーもやはり、澄んだブルーだ。
2年ぶりの復活優勝をあげた2週前のアンダーアーマーKBCオーガスタの最終日にまとったのは、やはりこの色だった。
「爽やかなイメージで格好よかった」と関係者にも褒められてすっかり気をよくした伊沢は、「これからの時代はやっぱ青! これからもこの色を着て、スポンサーのみなさんにももっともっと、喜んでもらえるような活躍がしたい!!」。
いよいよ今週は、ホストトーナメントのANAオープン。
伊沢の豪快なショット写真がデザインされたポスターには、こんなキャッチコピーが踊る。
「ゴルフの凄さを、見せてやる」。
引き続きショットの調子は絶好調。
ツアーきってのスインガーが、今年も輪厚に降り立つ。