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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2005

深堀圭一郎「今週は、今年の総決算!」

深堀の表情が険しい。肩甲骨の痛みはもう数週間続いているが、「痛がっている場合じゃない。今週は今年の総決算。そういう気持ちでやる」と、言い切った。

自宅から車で40分のこの地元大会は昨年を含め、過去3度、最終組で回りながらあと一歩で届かずにいる。
「そろそろ、なんとかしないと」。
リベンジに向けて、本気モードだ。

この日のプロアマ戦から、パッティンググリーンで球を転がす深堀につきっきりの父・孝さん(=写真左)。
いつも予選ラウンドまでは息子のプレーを観戦しているが、決勝になるとたいがい姿を消してしまう。
「自分がいたら俺の調子が悪くなるって。・・・単なる、オヤジの思い込みなんだけどね(笑)」(深堀)。

たまたま、最終日まで自分がコースにいたときに優勝を逃した試合が過去にいくつかあったことで、それを気にしているらしい。

ツアー通算7勝目をあげた今年のサン・クロレラ クラシックは2000年のウッドワンオープン広島(旧称・住建産業オープン広島)に続く2度目の目前V。
ちょうど今年、還暦を迎えた孝さんの良いプレゼントになった。

ANAオープンで今季2勝目をあげて、賞金王にあと一歩まで近づきながら、夢叶わなかった。
その分、「最後にもう1勝、贈りたいから」。
孝行息子が、残り1試合に賭ける。

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