Tournament article

日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズカップ 2005

地元・茨城出身の細川和彦が、暫定5位

2001年10月に腸炎を患って以来、漢方薬を服用しているが、「ゴルフの薬はやっぱりバーディ!」と笑った。9番パー4で第2打を、あわやチップインイーグルのOK距離に寄せた。4つ目のバーディで、通算3アンダー。
「このコースは、パープレーで上出来なくらいなのに!!」。
その直後の10番ティグラウンド上で雷のために競技が中断されたが、再開を待つ間も軽く体を動かす程度で、余裕を持って過ごすことができたという。

雨のあと、生い茂る深いラフは水を含んでさらに重さを増したが、幸い大きなトラブルもなく、残り9ホールをイーブンパーにおさめた。
久しぶりに上位での決勝ラウンド進出に、「地元、茨城の開催ってことが大きいかな」と、笑った。
今週は、会場から車で40分の自宅通勤。応援に来てくれる人だけでなく、コースに散らばるボランティアの皆さんの中にも見知った顔がちらほらいる。そこかしこから飛んでくる、大きな声援が力になる。

それに加えて3日(日)は妻・玉枝さんの誕生日だ。
そのプレゼントには、今大会の優勝カップの「ウェッジウッドが欲しい」と言われている。
週末は、子供たちもお休みで、家族そろって駆けつけてくれるはずだ。
「なんとか、実現したいね」。
茨城県での優勝は、ツアー7勝目を飾った2001年のアコムインターナショナル以来。
ここ地元で久々に、大黒柱の威厳を示そうと張りきっている。

関連記事