Tournament article
つるやオープンゴルフトーナメント 2005
川岸良兼「中国で感じた悔しさを忘れずに・・・」この日ベストスコアの64でまわって通算5アンダー
あまりの好調ぶりに、「今年、川岸は賞金王も取れるのでは?」と言った関係者がいたほどだ。
しかし、2日目からは惨敗。特有の粘っこく目の強い芝に戸惑って、すっかり調子を崩してしまった。2日間とも連敗を喫し、最終日の夜に行われた選手ミーティングで、メンバーの前でこう言って平謝りしたそうだ。
「スマン!!俺のせいだ。俺のせいで、チームは負けたんだ〜!!」。
悔しさを抱えたまま、会場入りした今週のつるやオープンでは、「この気持ちをぶつけるつもりで、プレーしている」と川岸はいう。
「あんなに悔しい思いをしたのは、人生で初めてくらいだったから・・・」。
この日3日目は、キャディの福田央(ひさし)さんからパッティングのアドレスで、「上体が起きすぎじゃないですか」と指摘を受けて、前傾姿勢を多くして構えるようにした。
18番では、ピッチンングウェッジで5メートルにつけたバーディパットを決めた。13番では、残り95ヤードの第2打を、サンドウェッジで40センチにつけてOKバーディ。
好調のショットと、パットがかみ合って64。
通算5アンダーに浮上した川岸は、「中国で感じた思いをいつまでも忘れずに、今シーズンを戦っていきたい」と、思っている。