最終組のプレーを待つ間、そわそわと終始、落ち着かない様子だった母・豊子さん。
誰かに話しかけられても上の空で、そのへんをうろうろと歩き回り、見かねたスタッフに「おかあさん！　ちょっと落ち着いてください」と、苦笑いで諭される場面も…。

聖志によれば、「母は天然の味」。
厳しい父から“愛の鉄拳”を食らったあとは、そっと分からないところでフォローがあり、「・・・聖志、怒られる理由は分かっているんでしょう？」
そんなのんびりとした口調に、いつも救われたとか。

「いるだけで、家族の雰囲気を和ませてくれる」（聖志）という豊子さん。
優勝の瞬間は、ただただ、涙…。

• 宮里 聖志