2年ぶりの復活優勝をあげた先週のアンダーアーマーＫＢＣオーガスタで、「早く、次の試合がしたい」と言った。
特にアイアンショットが「これまでにないくらい、スバ抜けて良い」上に、課題のティショットも、長尺でのパッティングも文句なし。
どこにも死角が見当たらず、「この先、何勝もできる自信がある」と言い切るくらい絶好調だった。

この勢いに乗って今週は自身4度目の2週連続優勝･･･といきたいところだが、初めてまわる富士桜カントリー倶楽部に少々、手こずっている。

いちばんのネックは、グリーン上だ。
見下ろす富士山からの目があると言われているがこの日、歌手の細川たかしさん（＝写真右）とまわったプロアマトーナメントでは最後まで、読みきれないまま終わってしまった。

「思ったより曲がったり、曲がらなかったり･･･。見た目以上に難しくて。いままでで、“入る気がしない度”1位のグリーンです」と、始まる前からお手上げ状態。

ホールによっては、読んだラインより50センチ以上もずれてしまったところもあるそうで、翌日からの本戦を想像して、青ざめる場面も･･･・

この日はまだ、和やかムードのプロアマ戦のはずなのに、「ありいえないほど、真剣に（グリーンを）読んでいた」という。
「それでも、なんのヒントもつかめなかったから･･･。もう絶望的です」と、うなだれた伊沢。

それでも先週には、自身3度目の賞金王を狙っていく、と公言したばかりだ。
今週の優勝賞金は、ツアーで2番目に高い3000万円。
難解なグリーンもものともせず、ぜひビッグマネーを手にしたいところだ。

• 伊澤 利光
• 細川 たかし