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フジサンケイクラシック 2005

宮里優作が首位スタート

今年から、今大会の会場となったここ山梨県の富士桜カントリー倶楽部は、一昨年前まで女子ツアーのフジサンケイレディスクラシックの会場だった。
宮里藍プロがアマチュア時代から好成績を出すなど、相性の良いコースでもあった。
今週、宮里家の次兄は頼りになる妹から、ちゃっかりと攻略法を伝授されて会場入りしていた。

富士の裾野に広がるコースは標高差が900から、1060メートルもある。空気が薄いために、通常よりもボールが飛ぶ傾向にあるのだ。
「そのことは、以前から藍ちゃんに聞いていましたからね」。
距離感の違いに戸惑う選手も多い中で優作は、プロアマ戦を含めて火曜日から3ラウンドの練習ラウンドのうちにアジャストしていくことができた。

むしろ改良を加えられ、パー71にして7,454ヤードのツアー最長コースに生まれ変わった会場に「普段より10ヤードは飛んでいる」というのが、プラスに働く。
もともと飛ばし屋でもある優作の場合はティショットが今週は優に300ヤードを超えたり、200ヤードが6アイアンで届いたり、「あまり長く感じないでやれる」と、苦にならない。

15番で、ピンまで17ヤードの左バンカーからのチップインイーグルを含む4アンダー67は「まずまずの出だし」と納得顔の首位発進だ。

先週から使いはじめた、これまた藍さんと同型の2ボールパターも好調。
スイングも先週のうちに、アライメントを修正して特に不安な点はない。
もっとも、初優勝が待たれる選手のひとりは、「あとは18ホール集中していかに我慢をするか。・・・たまに胃が痛くなりますけど、追い込まれないと頑張れないタイプですしね」と、笑った。 

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