Tournament article
PGM シリーズ第4戦阿見チャレンジ by JGTO 2005
もう一度ツアーへ出たい、そして優勝する!清水一浩
昨年は試合に出ても予選落ちが続き、「もうツアーはいい」とまで思うように精神的に落ち込んでいた。その状態を引きずったまま、QTに出たこともあって、失敗してしまったのだ。一時はそれでも「ツアーに出れなくてもいいや」と思っていたときもあった。
今年はチャレンジも昨年の成績で1試合、PRGRカップ(関東)に出場できるだけだった。ところがそこで15位に入り、次のチャレンジへの出場資格を得た。1試合、1試合が瀬戸際だったが、次々と上位に入って、綱渡りでここまできた。
「まさかの優勝、すごくうれしい!」
チャレンジトーナメント賞金ランキングもこの優勝で1位に躍り出た。
「いつも初日で出遅れて、最終日に追い上げるのだけれども、あとちょっとで(優勝に)届かなかった」これまでの反省をふまえ、「初日に首位と2〜3打差ぐらいにつけて、最終日に逆転にかける」という理想どおり、初日69で首位と2打差につけた。
地元・茨城県石岡市の出身で、このコースもよく知っていた。「フェアウェイをキープしなければいけないコース」だけに、ティショットに気を使った。最終日はドライバーが好調で、ほとんどフェアウェイをはずさなかった。「ほぼ納得のできるゴルフでした」
これで来年のツアーへの出場資格(チャレンジトーナメント賞金ランキング5位以内)も見えてきた。それには「あと1勝したい」。一度はいやになっていたツアーにも「もう一度出たい」と情熱が戻ってきている。「今の自分の実力がツアーでどれくらいなのか確かめたい」のだ。チャレンジトーナメントからツアーへ行き、そして「そこで優勝」することが最終目標だ。そのために清水は残りのチャレンジを戦い続ける。