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〜全英への道〜 ミズノオープン 2006
〜全英への道〜ミズノオープン開催を前にジャパンゴルフツアー選手会が児童養護施設を訪問
選手達は悲眼院の運動場入り口で元気な挨拶そして握手を求めてくる子供達を4人並んで迎えた。
69名の子供たちが勢ぞろいして選手達はそれぞれ少し照れながら自己紹介を行なった。昨年この悲眼院を訪れた尾崎直道、S・K・ホ、高山忠洋、藤田寛之の4選手とはメンバーこそ違うが昨年、選手達とミズノオープンの大会事務局からプレゼントされたスナッグゴルフでゴルフに興味を持ってくれた子供たちから「昨年遊びに来てくれた選手達から初めてスナッグゴルフを使ってゴルフを教えてもらいそれからゴルフに興味を持つようになりました。」と挨拶。また、選手から子供たちへゼッケンが入った大会特製のロゴマーク入りビブスがプレゼントされた。子供たちからは「私達が欲しかったビブスを今回頂いてありがとうございました。」とみんな大喜び。挨拶を交わした子供たちは選手達と一緒に待ちに待ったスナッグゴルフのカラフルなターゲット、
ボールやクラブに子供たちは一目散に駆け寄った。横尾要、谷原秀人、武藤俊憲、ウェイン・パースキー先生を取り囲むように、生徒達は日本のトッププレーヤーからグリップ、スイングを教わり夢中になってターゲットをめがけてフル・スイング。上級生はターゲットの真ん中を、下級生はパッティングなどいくつかのグループに分かれ、楽しい時をおよそ1時間過ごした。
そして子供たちから「今日はスナッグゴルフを使って一流の選手達にゴルフを教えてもらいありがとうございました。今日のこの事は一生心に残ることと思います。明後日から始まるミズノオープンで是非頑張ってください。」と今回の感謝の挨拶が選手達に贈られた。
選手たちは最後まで子供たちに囲まれ、持ってきたサイン入りのゴルフボールをプレゼントしたり子供たちが用意した色紙に各選手がサインして楽しいひと時を過した。最後は全員が集まり記念撮影で今回の訪問も幕を閉じた。
6月25日(日)ミズノオープン最終日には大会事務局が昨年に続き子供たちを会場に招待する。
昨年は施設訪問に参加した高山忠洋が3日目終了した時点で単独トップに立った。「情がわいた。帰るころには、なんだか寂しくなっちゃって、なんとかしてこの子たちを元気づけたい。あの子たちの前で優勝争いがしたい。お兄ちゃんも頑張っていると思うことが、あの子たちの勇気になってくれればいい」と高山は願った。一緒に楽しい時間を過してくれた高山の応援に子供たちは駆けつけた。残念ながら子供たちの夢はかなえることが今回は出来なかったが、きっと子供たちの目には高山の気持ちが伝わったはずだ。
今年も子供たちの夢を叶えるために今回施設訪問した4選手は木曜日からの本戦に勝負をかける。