Tournament article

ザ・ゴルフトーナメントin御前崎 2006

田島創志「いくらでも吹けばいい」

最終18番で、奥のラフから20ヤードのチップインバーディは、この日4つめの「ゼロパット」。
午後から風が吹き荒れたコンディションも「風の申し子」にとっては“そよ風”だ。
13番からの4連続バーディを含む65は単独首位。

群馬県出身。
上州の空っ風は「打った瞬間ボールが真後ろに吹っ飛んでいく」。
研修生時代も含め、そんな現象を嫌というほど経験してきて、対処法は心得ている。

「インパクトでハンドファースト気味に打つ。風にもびくともしない、安定した球筋が出る」。
風が吹けば吹くほど、本領発揮。

「他の人が崩れていく中トップに立てるから。いくらでも、吹けばいいのに」。
祈るように、浜岡の天を仰いだ。

関連記事