タフなコンディションこそ「コースマネジメント重視」と深堀。水分をたっぷり含んだ深いラフを避けるのはもちろん、「フェアウェーのどっちサイドに打ったほうがこのホールは攻めやすいとか…」。頭を使って克服した。

凍える寒さに伸び悩む飛距離は、得意のショートゲームでカバーして執念のアンダーパー。
通算２アンダーで、優勝争いに食い込んできた。

４打差首位には、世界ランク１位のウッズと欧州ツアー賞金王のハリントン。
「…本音を言うと、面白くない」。
彼らの実力はもちろん認めるが、日本ツアーの誇りにかけてみすみす勝たせるわけにはいかない。

「なんとか、日本人の名前が上に行くよう頑張ります」。
最終日も雨の予報だが、絶対に気持ちでは負けたくない。

• 深堀 圭一郎