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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2006

武藤俊憲「違った意味のドキドキ感」

秋を過ぎたあたりから、ずっと言い続けている。「ショットが絶好調なんですよ」。アイアンショットが、面白いようにピンに絡む。15番から立て続けに迎えたチャンスはすべて2メートル以内。
3連続バーディで一気に2位タイ浮上だ。

ここkochi黒潮カントリークラブは、知り尽くしているつもりだ。
「カップ際の微妙な曲がり方、風向きとか」。

今年5月のマンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝をあげるまでは、毎年QTの常連だった。2002年からの3年間は、このコースが会場だった。

この日3日目も、そのときの記憶に助けられた。
「そういえば、このカップ位置だとこっちに曲がったな、とか・・・。あのときの経験が生きている」。
パッティングに課題を残しているとはいえ、そういう強みがある。

当時は、来季の出場権をかけた戦いだった。
2年ぶりに帰ってきた舞台は「優勝できるかな、というドキドキ感。少しは成長したってことですかね」。
2打差の3位タイから、今季2勝目を狙う。

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