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2005 アジア・ジャパン沖縄オープン 2006

横尾要「アンダーパーで回ってる、自分を誉めたい」

海からの風は、この日3日目も時間を追うごとに徐々に強くなっていく。木々の間をぬって吹き上げてくる突風は、アドレスしても体がぐらつくほどだった。
そのたびに、何度も仕切りなおしをした。
クラブ選択も普段以上に、慎重に。
「低く、しっかり打っていったほうがいいのか、1クラブ大きいので、ゆるく振っていったほうがいいのか・・・」。
そんなタフな条件の中では、「とにかく、我慢するしかなかった」。
耐えに耐えて、どうにか69で回ってこられた。
「この状況で、アンダーパーで回ってる。自分を誉めたい」と、納得の単独2位で決勝ラウンドに進出。

いよいよ迎える最終日も、おそらく上位陣は伸び悩むだろう。
「13(アンダー)まで行けば確実に勝てる。あとは、明日もいかに我慢できるかです」。
過酷な戦いは必至の最終日を想像しながら、最後まで厳しい表情のまま話した。

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