Tournament article
フジサンケイクラシック 2006
宮里優作、髙橋竜彦、谷原秀人・・・帰国第1戦の選手たち
世界中を驚かせた優作が今週、期待されるのは先週の再現。
ここ山梨県の富士桜カントリー倶楽部には、パー3が5つもある。
「そんなに何回も入らないですよ」と苦笑したが、先週12位に入った勢いもある。
「ゴルフの調子も、コースのイメージも良いですし、頑張りたい」。
念願の初優勝も視野に入れ、帰国第1戦を迎える。
優作や、ディフェンディングチャンピオンの丸山大輔ほか、今週は海外帰りの選手が目白押しだ。
髙橋竜彦は、7月のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ優勝の資格で、先週の世界ゴルフ選手権『ブリヂストン招待』に挑戦した。
ほとんどぶっつけの参戦。準備も満足にできないまま渡米した上に、いざ舞台に立つと雰囲気に呑まれて、「思うようなゴルフをさせてもらえなかった」と悔やむ。
プレー中は「もう二度と来たくない・・・」と、弱気な思いが頭をよぎったこともあった。
しかし、練習日にはジム・ヒューリクとラウンドしてクラブセッティングやアプローチの打ち分け方のアドバイスを受けたり、ウッズやミケルソンら、世界トップの選手たちを間近に戦って「やっぱり、ものすごく貴重な経験をさせてもらったと痛感している」と、振り返る。
「メジャー級といっても良い」世界最高峰のフィールドでプレーした経験を生かし、この帰国第1戦でも「頑張りたい」と気合が入っている。
そのほか、谷原秀人は今季メジャー最終戦・全米プロからのこれが帰国第1戦となる。
向こうで患った結膜炎もすっかりひいて、体調はまずまずといったところ。
スイングの挑戦も順調のようで、「5、6割くらいは回復している」という。
今週のフジサンケイクラシックは、「僕にとってのツアー後半戦。良いスタートが切りたい」と谷原。
自身初の賞金王にむけ、闘志をむき出している。