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PRGR CUP 2006

強風の中で井上清孝は69(-2)で重原と並んで暫定首位タイ。

「風に逆らわないゴルフが良かった。」
井上清孝はこの日のラウンドを冷静に振り返った。

昨年は、クォリファイングトーナメント6位の資格により、前半戦のツアートーナメントに出場したが、「ゴルフの調子が良くなかった」のに加え、「無理をして自分以上のゴルフをしてしまった」ことから、3試合で予選を通過するのがやっと、という結果となってしまった。

このオフには、アプローチとパッティングを重点的に練習して自信をつけ、更に精神面でも前向きな考えができるように努力を行なった。その努力とは、ゴルフ科学研究所のスタッフによるメンタル指導を受け、常に「ポジティブシンキング」な考えをゴルフプレーに生かしている。
この日前半の6番ホール(パー4)では、マネジメント通りにティショットでドライバーを使わず、2打目でスプーンを使ってグリーンを狙ったところ、追い風に乗ってしまいグリーンをオーバーし、不運にもOBとなってしまったが、「これは未来に向けて起こっていること。ついていないとは考えない。」という切り替えでダブルボギーに抑えて、後半で4つのバーディを奪い、3アンダー69ストロークでホールアウトした。
一昨日から風邪ぎみで、咳が出るものの、2日目以降も「考えすぎないで、今日と同じようにプレーする」と冷静に意気込みを語った。

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