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カニトップ杯チャレンジトーナメントII 2006
28才の大前和也は首位と1打差の2位。「1打1打に集中して自分のゴルフをしたい」。
大前は「2日間パターが入っている」といい、24パットという好調なパットでバーディを量産した。
単車が趣味という大前は、レーサーへの憧れを持ち、「高校を卒業したらレーサーになろう」と考えていた。しかし16才のときに父親からゴルフを勧められて始め、これがきっかけで大学進学に進路を変更して、山口県下関の東亜大学に進みゴルフ部に入った。
しかしこのゴルフ部が「半端でなく練習が厳しく」、その効果もあって大学3年生くらいから実力がついてきて「頑張ればいけるかな」とプロの道を目指した。大学4年生の時には、中四国学生マッチプレー選手権に優勝するなど、実績も伴ない自信もついてきた。
明日の最終日に向けて大前は、「プレッシャーに弱いが、1打1打に集中して思い切ってやりたい」と気合を入れる。優勝することにより、チャレンジ賞金ランキング5位以内に食い込む可能性もある。
「大学に行け」という父の意向が、プロへの道に進ませるきっかけとなったが、その父に吉報を届けられるかどうかは、大前の腕にかかっている。
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