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サントリーオープンゴルフトーナメント 2007

細川和彦「ここに名前を残したい」

ホールアウト後は練習前に、まずは大会名物のギャラリープラザ「ランチパラダイス」で腹ごしらえ。細川家で毎年、家族揃ってここでランチを取るのを恒例にしているそうだ。
台風一過のこの日3日目は「てんてこまい」。いつものとは逆の風向きに、「一体、何番で打ったらいいのか、わかんなくなっちゃって・・・」。ラフに入れたらもってのほか。「おまけに、アゲンストだともう計算がつかなくなっちゃって」と、振り返る。

そんな状況の中で役立ったのは、中止になった前日2日目にコースに来て念入りに調整したこと。
「今日と同じ風の中で練習できたから。なんとか対処ができた」。

7番でボギーを打ったが、482ヤードの10番パー4で取り返した。初日、7番で打った第2打はこの日3番アイアン。残り210ヤードからグリーン左のラフに入れたが、10ヤードの第3打をサンドウェッジで直接入れた。

16番のボギーも、最後にきっちり埋め合わせ。
18番で、残り115ヤードの第2打を20センチにピタリとつけてバーディに「終わりよければすべてよし!」。
この日のイーブンパーは「自信になる」と、納得顔だ。

隣県の茨城県から車で50分。久しぶりの自宅通勤は家族みんなの声援を受けて、ますます張り切っている。
今年35回を迎える今大会は「僕が1歳のときに誕生した、まさに歴史的なトーナメント。ここに名前を残したい」。最終日こそ、有終の美を飾る。

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