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コカ・コーラ東海クラシック 2007

カミロ・ビジェガス「1打1打を大切に」

同組で回った石川遼くんが心配そうに言った。「タイトリストのバスも帰っちゃったのに、大丈夫なのかなあ・・・?」。2アンダーで折り返した10番パー4で、ビジェガスが突然のご乱心だ。
ティショットを大きく左に曲げて、深いラフに打ち込んだ。ミスショットにイラついたビジェガスは、直後に持っていたドライバーでキャディバッグを思い切り強打。
その勢いで、ヘッドが折れて完全に使えない状態に・・・。

さらに第2打を右ラフに入れ、そこから寄せきれず、1メートルのボギーパットを外した。
このダブルボギーにますます血がのぼったのか、次の11番でもボギーを打って、しばらくは話しかけられない状態が続いた。

石川くんは、今年の世界ジュニアでもコロンビア出身の選手と回る機会があったそうだ。
「その選手もけっこう1打1打で表情が変わる人で、一緒に回っていて楽しかった」と、今回と似たような経験をしたことを明かしたが、当の本人はホールアウト後のインタビューで涼しい顔。

最終18番でもラフを渡り歩いてボギーを打って相当、頭にきていたはずだが、「後半は、前半にしっくり行ってなかったのが出てしまったけれど、まあよくまとめることが出来ましたよ。ツアー初優勝のチャンス? まだ2日目だしね。目の前の1打1打を大切に、明日また優勝を狙える位置にいられたらいいね」と、控えめに話した。

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