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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2007

石川遼くんが今週、ツアー5戦目

先週2日目の最終ホールでバンカーから1,5メートルにつけてパーセーブは「今後につながる1打です」と、石川くん
先週の日本オープンは、自身初の予選落ちに悔しがった。大会主催の財団法人日本ゴルフ協会が威信をかけて作り上げたナショナルオープンならではのセッティング。密集した深いラフと硬いグリーン、絞り込まれたフェアウェーに、持ち前の思い切りの良さを発揮できない。

特に、2日目の後半5ホールでミスにミスを重ねた。5番から3連続ボギーを打って、「躓いて、次のホールでまた躓いて、転んじゃったところが精神的な弱さ」と反省を口にした。
「相当悔しい」と、吐き出した。

それでも、「入れたら予選通過かも」というプレッシャーの中、2打目をバンカーに入れながら執念のパーを拾った最終9番は「最後の1打を入れるか外すかで、今後が絶対に違ってくる。あれを入れられたのは、すごく上達したところだと思う」。
難コースに最後まで諦めず向き合えたことも、また然りだ。
「この経験は絶対に、ムダではなかった」と話した石川くん。

初挑戦のツアー公式戦で得た教訓を胸に、今週のブリヂストンオープンで、再びプロの舞台に立つ。
ツアー5戦目は、自身初の2週連続出場に挑戦。
「落ち込んでいる時間はない。リベンジの機会がこんなに早くあるのはすっごく幸せ」と話しているそうで、16歳が悔しさをバネにまた一歩、大きく踏み出そうとしている。

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