将来は「ゴルフウェアのデザインを手がけたい」と夢を語る石川くんは、同組の近藤のオシャレへのこだわりを直に聞いて感激したばかりか、「首位のゴルフも間近に見られた」と、感心しきりだ。

近藤の８バーディ（１ボギー）は「まったくムダのないゴルフ。あれを見てしまうと、自分に高い点数はつけられない」と、この日の自己採点は「75点」。

相変わらず思い切りの良いショット。随所で見せる絶妙のアプローチ。
「あれだけ振っているのに球がねじれていないし曲がらない。良いゴルフをするし、あれなら十分にやっていける」と褒めたのは、やはり同組で回ったディフェンディングチャンピオンの手嶋多一。

近藤も「僕は遼くんをもう、アマチュアとしては見ていない。自分のあのころと比べてみても比較にならない。スバ抜けて素晴らしい選手」とベタ褒めしたが、本人はあくまでも自分自身に厳しかった。

７バーディを奪ったが、その分ボギーも４つ打っている。
近藤のように「ひとつに抑えられたら３つ良かった」と反省した石川くん。
「明日の目標はボギーをひとつに抑え、バーディを８つ取ること」。
この日、目の前で見たリーダーのゴルフを再現してみせるつもりだ。

• 石川 遼
• 手嶋 多一