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ABC チャンピオンシップ 2007
朝日系列3社の共同プロジェクトは今週が最終戦
将来有望なジュニアに、各3社が主催する5月の「マンシングウェアオープンKBSカップ」と8月の「KBCオーガスタ」、そして今週の「ABCチャンピオンシップ」の3トーナメントへの出場チャンスを与え、厳しいツアーのセッテイングを経験してもらおうというこの企画も今年で2年目を迎え、年々注目が集まっている。
今週は、全国高等学校ゴルフ選手権春季大会・男子個人の部で優勝した前粟蔵俊太(まえあわくらしゅんた)くん(=写真、茨城・鹿島学園高2)と、同夏季大会で優勝した森本 雄(ゆう)くん(宮城・東北高2)が登場。
前粟蔵くんは中学時代に日本ジュニアの12〜14歳の部を連覇。今年7月に開催された世界ジュニアでは、日本人選手トップの成績を残す逸材だ。
しかし、今年出場したプロのツアー6戦ではすべて予選落ち。
それだけに、今週の目標はまず「予選通過」。さらに、それができたら「次は上位進出」と、豊富を語る。
もちろん、史上最年少優勝を達成したスーパージュニアの石川遼くんにも刺激を受けており「僕も負けないように頑張る」と話している。
一方の森本くんはこれがツアー初出場で、「今からすごく楽しみ」と、胸躍らせる。
この機会に「今の自分とプロの選手と何が違うのかを感じ取って、今後の課題にしていければ」と話し、目標は「とにかく自分のゴルフを精一杯すること、そして4日間プレーしたい」と、意気込んでいる。
そのほか、石川くんの2つ先輩・薗田峻輔くん(杉並学院高3年)が主催者推薦枠からエントリーするなど、今年は特にジュニア勢の活躍にも注目が集まりそうだ。