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つるやオープン 2007

田中秀道が予選通過

田中が思わず、天を仰いだ。夕焼け色の最終18番。残り140ヤードの第2打は、9番アイアンで手前5メートル。このバーディパットをねじ込んだ。
土壇場で、カットラインのイーブンパーに戻して今季初の予選通過を決めた。

1アンダーからスタートしたこの日2日目は「ジェットコースターのゴルフ」。
体のあちこちに故障を抱え、6年戦ってきた米ツアーから傷心の帰国をしたばかりで「ただでさえ、今の僕には叩く要素がある」。

風の計算ミスによる、ダブルボギーもあった。
ティショットを隣のホールに打ち込んだ。
一度は、2週連続の予選落ちも覚悟した。
「その中でも丁寧に、丁寧にゴルフをやったことで、良いバーディもあったのかな」と振り返る。

前日初日は、最悪の状況の中で「ミラクルアンダーパーをマークした」。
この日は、4オーバーまで落ちながら「イーブンで上がれた」ことは、今後にむけて明るい材料だ。

「…次元は低いですけどもね(苦笑)。なんとか盛り上げたい気持ちで一杯なんです」。
今年初めての週末は、ファンの期待を一身に背負って歩く。

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