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つるやオープン 2007

宮瀬博文が単独首位キープ

18番で、ティショットを右のラフに打ち込んだ。前方にそびえる木の下を抜いて切り抜けた。グリーン奥からのアプローチを3メートルに寄せて、辛くもパーセーブ。単独首位をキープした。

この日2日目は旗竿がしなるほどの強風。
スタートで、改めて肝に銘じた。
「今日こそ我慢の日」。

ミスに引きずられない。余計なことを考えない。
「フェアウェーからボールを打って、カップに入れる」。
そんな当たり前のことが自然と出来るようになったのは、14年間守ってきたシード権を失って、どん底に落ちてから。
「去年までは、コースの中でああでもない、こうでもないと、考えてばかりいた」。

いまは、ひたすら目の前の1打に集中できる。
「そういえばあのときも、こんなふうにゴルフをやっていた」。
決勝ラウンドこそ、ツアー通算5勝目をあげた2003年大会の再現ができるか。

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