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フジサンケイクラシック 2007

石川遼くんは深堀、優作と同組(8月28日更新)

トーナメントでは基本的に、予選2日間が同じ組み合わせ。決勝ラウンドから成績順に組み替えられることになっている。今週のフジサンケイクラシックでツアー2戦目を飾る石川遼くんと、まずは予選ラウンドで同組で回るのは誰か。
開催前から、ツアープレーヤーたちの間でも話題になっていたがこの日28日、注目のペアリングが発表された。

15歳との直接対決に挑むのは、深堀圭一郎と宮里優作。
12時5分に10番ティからスタート。

伝え聞くなり、石川くんはハニかんだ。
「トッププロ2人と一緒でいいのかな・・・という感じです」。

スポンサー試合では、大会側があらかじめペアリングを決定する予選2日間は、アマチュア選手とその年旬のツアープレーヤーが組まれることはめったにない。
実際に、史上最年少優勝を飾った5月のマンシングウェアオープンKSBカップ初日は、シード権を持たない高島康彰と、桧垣繁正とのプレーだった。
それが今回、いきなりスター選手に挟まれてのティオフに、その期待の大きさが伺える。

「次も優勝してよ、とよく言われます」と、石川くんはいう。
前回のツアー初戦はほとんどノンプレッシャーでプレーに集中できたが「今回は、注目されている中での挑戦」。
まったく意識しないではいられないだろうが「気持ちだけはプロに負けないようにしたい」。
深堀、優作とのラウンドも「自分のゴルフと照らし合わせるチャンス。もっと上手くなりたいから楽しみ」と、気負いはない。

今月の日本ジュニアで最年少優勝を飾ったばかりで勢いもある。
マンシングの決勝2ラウンドで石川くんと回った立山光広は、会場の富士桜カントリー倶楽部が「フック系の彼向きでは」とコースとの相性の良さを挙げ、「遼くんには予選通過はもちろん、できればもう1勝くらいしてもらってどんどん大きくなってもらいたい」と、エールを送る。
「・・・だって、そうでないと俺ら負けた人間の立場がないじゃない?!」。

石川くんも、もちろんやる気満々。
「スコアは69を目標に、ファンのみなさんに喜んでいただけるようなゴルフがしたい」。
力強いコメントで、すでに練習日から多くの報道陣が駆けつけたこの日の記者会見を締めくくった。

※今年のフジサンケイクラシックのアマチュア勢は、いつも以上に実力者揃い!!
石川くんの先輩、杉並学院高の薗田峻輔くんは谷口徹と横尾要とともに初日11時45分に10番でティオフ。昨年度のベストアマチュア永野竜太郎くん(東北福祉大)は、伊澤利光とディフェンディングチャンピオン片山晋呉に挟まれて、11時55分にやはり10番ティからスタート。
石川くんに続く快挙が期待されます!

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