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PRGR CUP 2007
「PRGR CUP」最終日、太田直己がプロ初優勝!
初日からスコアを順調に伸ばし、2日目を終わった時点で太田の成績は2アンダー、単独3位。
大会最終日、太田は中川勝弥、趙 珉珪 (チョ ミンギュ)らと最終組でのスタートとなった。
スタート直後の2番、3番ホールで連続バーディー。幸先の良いスタートをきることができたものの、後半の9ホールでは何度となく太田にピンチが訪れる。
しかし、それが中川との勝敗の分かれ目になった。
14番のアイランドグリーンのパー3、太田は5番アイアンを短めに持ち振り切った。
風に押し戻されながらも、見事グリーンを捉えバーディー。一方、中川は池につかまりボギー。
この時点で、太田は中川に3打の差をつけ、残りの4ホールを優位に。
最終日を5バーディー、2ボギー、トータル5アンダーで太田直己がプロ転向後、初優勝を飾った。
ホールアウト後、太田は「勝機を感じたのは14番!勝利の女神に救われた。」とこの日のプレーを振り返った。
学生時代の太田は、1999年日本学生優勝、2000、2001年朝日杯日本学生優勝と数々のタイトルを獲得し、2002年にプロ転向を果たした。
順調にステップアップしてきたが、プロ転向後は優勝から遠のき、太田自身「苦節5、6年というところですね。そんなに甘い世界ではないなというのは分かっていました。」と語る。
昨年からのオフシーズンには、、ゴルフ場を7時間かけて42.195kmを走るという過酷なトレーニングで、体重を5kgも絞り、万全の体勢でこの「PRGR CUP」に望んだという。
プロ初優勝の感想を、「自分のプレーした中で一番難しかったコースでした。そんな中、耐えながらプレーでき、自分に打ち勝てたのが嬉しかった。この優勝を機にステップアップし、レギュラーツアーで活躍出来るように頑張ります」と話す。
太田はこの「PRGR CUP」を優勝したことで、「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」への出場権も手に入れた。
来週から始まる東建ホームメイトカップとつるやオープンには、推薦を受けて出場する。
今週掴み取ったチャンスを、もっと大きなチャンスに変えてくれるに違いない。