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望月東急 JGTOチャレンジ I 2007

「無理だと分かっていても!」攻めのゴルフで5位タイ額賀辰徳

最終日の10番ホールではドライビングディスタンスが行われ、最終組で回っていた額賀辰徳が353ydsで見事1位を獲得した。高地であることを考慮しても、330yds は飛んでいるだろう。

額賀はこの日、横田真一、上井邦浩、市原弘大と同じ最終組。
初日を5アンダー単独3位でホールアウトし、首位の横田を2打差で追いかける位置でのスタートとなった。

前半は2バーディ、1ボギーと伸ばしきれなかったが「ショット、パッティングの感覚は良かったので、いつかバーディがくるだろう」と信じプレーを続けた。

むかえた13番、14番、16番ホールでバーディを決め、上井を手中に捉え後ろからプレッシャーをかけはじめる。上井、横田は15番から共にパープレーが続き、勝負は最終18番へ。最終ホール、額賀のセカンドはピンまでかなりの距離を残してしまった。だが、額賀はあきらめず攻めのゴルフを続ける。「半分無理だと分かっていました。たぶん10回やって1回成功するかどうかのショットだけどあえて打ちました」。
セカンドはグリーン右横の池につかまり、結果はボギー。それでも最後まで攻めのゴルフを続けた額賀は「今日は今日なりのベストを尽くしました」と満足した表情。

この日のラウンドを振り返り、「最終組でまわっていたのに、自分でも驚くほど冷静でいられた」と語った額賀。初日終了後、メンタルな部分での成長が一番の好調の要因と話していたが、それはこの最終日のプレーで改めて実感でき、自信となっただろう。
次の試合では更なる飛躍が期待される。

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