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BMWチャレンジカップ 2007

杉原敏一「父の言った事は正しかった」

杉原は最近好調を保っている。

今日、同組の中島雅生にも1番ティショットを打ち終わるとポンと言われた。
「ナイスショット。杉原さん調子良さそうですね」。

今までは自分の中で「もっと飛ばしたい」という思いが強かった。
いつしか大振りになって勝手にフックしたりと、スイングがぎこちなくなる。

それが今は少なくなってきた。もちろん、昔の癖が出る時もある。
そういう時はスイングの技術とかではなく、意識的にリラックスし力を入れずに打つ事を心がける。今、必要なのは意識の修正をすること。
先々週の優勝から、先週の2位タイ。今日は首位と3打差13位タイに付けていることに繋がっている。

ただ、杉原も今の状況になるまでは、“行ったり来たり”の状況を繰り返した。

今になって染みるのは20年間、父の杉原輝雄に言われ続けた、リラックスして打つことの大切さ。
「簡単すぎてできなかった。ただ、親父の言った事は正しかったですよ」。

もしかしたらと、杉原敏一は笑いながら話す。
「今さら何を言ってるんだ!と怒鳴られるかも知れませんね(笑)」。

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