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バナH杯KBCオーガスタ 2008

甲斐慎太郎「遼くんにはなれないけれど・・・」

36回を迎えた伝統の大会は、今年新たに特別協賛社を迎えて行われた。山梨県の富士吉田市に本社を置くバナ株式会社の看板商品、富士山育ちの天然水素水ミネラルウォーター「Vana H」を大会名に冠した「バナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」は、悪天候が続いたにもかかわらず、初日から大勢のギャラリーを集め、最終日は例年以上の8283人という数を記録した。

新しいスポンサーがついた記念の年に、チャンピオンに輝いた甲斐は言う。
「遼くんのおかげで、男子ツアーが波に乗っていることは非常にいいこと」。

動員数の増加が石川遼の効果であることを認めた上で、「だけど、僕らがどう頑張っても遼くんにはなれないから。僕は、僕のやれることをやって、少しでもたくさんの方が見に来てくださるよう頑張りたい。その結果、少しずつでもゴルフが好きな人が増えてくれたら嬉しいです」。

真夏の大混戦を制した涙、涙のツアー初優勝は、確かにその言葉を実践した好ゲームとなった。

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