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コカ・コーラ東海クラシック 2008

コース所属の上井邦浩が4位タイ

コースの目と鼻の先にある名古屋商科大学出身。同校の練習コースという縁もあり、2005年のプロデビューから、今大会の開催コースの三好カントリー倶楽部に所属する上井が、自己ベストの4位タイに食い込んだ。

「ホームコースでのトーナメントはいつも、知り合いの方ばかりでプレッシャーがかかってしまう」。

しかし、プロ4年目の今年はそれが追い風になった。
最終日は2番から連続ボギー。
いきなり暗雲垂れ込め、「今年も終ったか、と・・・」。
しかし、スタンスを開いてアドレスしてみたり、微調整を続けながらホールを進むにつれ、「ショットがものすごく当たるようになって」。

570ヤードの15番パー5は、残り240ヤードの第2打を5番ウッドで楽々2オン。
17番パー4は8番アイアンで70センチにピタリとつけた。
そして迎えた最終18番は、残り164ヤードの第2打を7番アイアンでピンそば1メートルだ。

慣れ親しんだコースでのバーディフィニッシュに、会場は沸きに沸いた。

勝手知ったる舞台でのトーナメントは「人よりもコースを知っているからといって、思うとおりに打てるとは限らないんです」と笑うが4日間ともアンダーパーは、「自信になります」。

今季、ツアーの出場権がない上井は今回、主催者推薦での参戦。
トップ5入りで次週、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部で行われるキヤノンオープンの出場権を手にしたことについて「有言実行です」と、胸を張った。
と、すぐに照れ笑いで「なんて、終ったから言えるんですけど」と、舌を出した。

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