Tournament article
マイナビABCチャンピオンシップ 2008
矢野東が6位タイ浮上
賞金レースの主役から、爽やかな笑顔がこぼれた。
前日2日目は1日中どんよりと曇り空。
急激な冷え込みに、連戦の疲れがドっと出た。
「もともと寒いのが苦手で・・・」。
23位に沈んで、テンションも一気に下がった。
この日3日目も朝方は気温が上がらず一進一退を続けていたが、午後からのポカポカ陽気にたちまち息を吹き返した。
リーダーズボードを見上げたら、スコアを伸しているのは深堀ひとりだ。
まだチャンスは十分にある。
それなのに「このままグダグダで終りたくない」。
気合いが入った。
13番から3連続バーディを含む5アンダーで、怒濤の追い上げ。
「まさかここまで戻って来られるとは。奇跡的です」と、声も弾む。
「深堀さんを追いかけるとは、さすがに言えない。でも5位内ならチャンスがある」。
トップ5なら、賞金ランク1位の片山晋呉を抜く可能性もある。