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三井住友VISA太平洋マスターズ 2008

石川遼は5位タイに

最終日こそ「前半からエンジン全開で」と誓ってスタートした石川だったが2日目から2日連続で池に入れていた6番で、やはりこの日も躓いた。

5番ウッドを握った第2打で、またもや池。
「エッジまで200ヤードはベアグランドでしたが、ちょっと浮いてる感じのライ。フックがかかって、池は越えられると思った」と悔しがったあと、「6番で4日間ともバーディが取れていたなら10打近くは変わっていたかも。そういうところが、技術的に足りないところかな」と、反省しきりだ。

それでも、通算12アンダーはマスターズチャンピオンと並んで5位タイだ。
ツアー2勝目をあげた今ではもはや、トップ10入りくらいでは誰も驚かなくなったがまだ17歳。
米ツアーチャンピオンの今田竜二も認めた天才高校生も「今日の結果には納得です」。

開催前から楽しみにしていたという2度目の御殿場。
随所に見せ場を作り、「自分でもよく最後まで持ちこたえられたと思うし、大好きなコースで良いプレーが出来て良かった」と、最後は無邪気に喜んだ。

「全試合出場」を目標に9月からスタートした12連戦は、残すところ3戦となった。
獲得賞金1億円越えも、それほど夢の話しでもなくなった。
「気を緩めないで最後まで100%の状態で臨みたい」と、疲れを見せるどころかますます気合い十分だ。

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