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つるやオープンゴルフトーナメント 2008
関西初登場!!
埼玉県出身ということもあり、アマチュア時代は関東近隣のトーナメントを中心に出場していた石川が、関西で行われるツアーに登場するのはこれが初となる。
先週の開幕戦・東建ホームメイトカップでは4日間、のべ2万9072人の観客動員数を記録し、大フィーバーを巻き起こすなど、鮮烈デビューを飾ったばかりだ。
3日目に公約どおり首位に立ち、最終日最終組での優勝争い。緊張のため序盤で崩れたものの後半15番からの3連続バーディで盛り返し、5位タイの成績に「一生懸命良いスイングを目指して頑張った僕に、神様が最後くらい認めてやろうと思ってくれたのかな。僕自身が一番予想できなかった結果で嬉しい」と、手ごたえをつかんだが、その余韻に浸る間もなく、すぐさま次を見据えた。
「今シーズンは、来シーズン上手くなるための時期だと思っている。今は、終わったことは忘れてまた、来週も上手くなりたいという思いで次につながるゴルフがしたい」。
期待されるプロ初優勝は「遠いところにあるとは思わないが、そのときがすぐに来るとは思わない」と、着実にレベルアップを図る構えだ。
「これからも、いつも1万人が見に来てくれるようなプレーがしたい」。
今週も、山の原が16歳一色に染まりそう。
先週の開幕戦の会場で特に目立ったのは、遼くんを一目見ようと集まったジュニアたちだった。
かわいらしい声で、「りょうく〜ん!!」と一心に声を張り上げる様子には、選手会長も目を細めて「遼くんのおかげで、子供のギャラリーが増えたことが何よりうれしい」と、先週の優勝スピーチで宮本勝昌は言ったものだ。
今年、記念の15回大会を迎える、つるやオープンでは、そんなジュニアたちの成長を促すイベントが目白押しだ。
高校生以下は入場無料のほか、ジュニア選手にマンデートーナメントの出場権を与えたり、期間中にはジュニア選手の競技運営体験や、社会見学会を実施する。
週末の土曜日にはプロによるジュニア選手へのレッスン会。ギャラリープラザにはスナッグゴルフコーナーを設けるなど、今年の山の原は特に子供たちの明るい歓声で埋まりそうだ。