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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2008

石川遼が初上陸の北海道で決勝ラウンド進出

最終18番、刻んで取ったバーディにガッツポーズも飛び出した!
石川が、最終ホールで新境地を開いた。前日初日に2オンを狙い、グリーン手前の池に打ち込んでボギーを打った18番パー5(560ヤード)。

この日は右ラフから265ヤードの第2打で、9番アイアンを選択。
残り130ヤードのフェアウェーに確実に刻み、そこからピッチングウェッジで右手前3.5メートルにつけて、バーディで締めた。

「ティショットを右に曲げた自分が悪い。その時点で刻もうと思っていた」というが、たとえどんな状況にあろうと何が何でも果敢に攻めていくのがこれまでの遼スタイルだった。

それが一転、刻みの戦略を取ったのは第2打で2番アイアンを握り、やはり池に打ち込みボギーを打った前半の9番パー5のことが、頭をよぎったというのもある。

「今までは、とにかく攻めて、近くに寄せてしかバーディが取れないという気持ちもあったから」。
しかし無謀に攻めた結果、大けがをして、多く痛い目にあうことも多かった。

そんな数々の経験をいつまでも生かせないほど愚かな16歳ではない。
「まさか刻んでバーディが取れるとは思っていなかったけれど。今日は、最後に考えて9番アイアン

を持てるようになったので、そこは気持ち的に成長した部分。こういう経験をしたことで、これからの攻め方も変わってくると思うし、今後の自分の判断にも良い影響を与えてくれると思う」。

この日3バーディ1ボギーの70は、確実に予選通過を狙った「危なげないゴルフ」で、2試合ぶりの決勝ラウンド進出だ。

「お金を稼ぐスポーツなので、やはり予選は通らないと。明日も、さらに順位を上げられるゴルフがしたい」。
プロゴルファーとしての自覚も十分に、今週末は自身初の北海道で大暴れといきたい。

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