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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2008
ロイヤル・バークデールに挑む日本勢は…!!
ここでの開催は、98年以来10年ぶり。また83回大会の1954年に初めてその舞台となってから、今回で9度目は現在、全英オープンの開催コースに指定されている9コースの中で、セントアンドリュースに次いで2番目に多い開催数である。
それだけにドラマも多く、同オープン5回のタイトルを持つピーター・トムソンがここを舞台に1954年、1965年大会を制覇。
また1961年にはアーノルド・パーマーが同コースで初タイトルを手にしたことで、アメリカ人選手
が大挙して同オープンに出場するようになり、リー・トレビノが制した1971年大会は、台湾から参戦した呂良煥がアジア勢最高位の2位に入り、日本人選手にも大いに夢と希望を与えた。
ジョニー・ミラーが優勝した1976年は、セベ・バレステロスが初めてのメジャー挑戦で2位につけて話題を集め、1983年にはトム・ワトソンが5度目のタイトル。
1991年のイアン・ベーカーフィンチは3日目に64、最終日に66をマークして優勝し、最後の1988年にはマーク・オメーラとブライアン・ワッツがプレー・オフ。あのとき、2位に破れたワッツは今年、今大会に主催者推薦で出場し、メジャーへの再チャレンジをはかったが、残念ながら予選落ちしている。
10年ぶりの開催にむけて今年、7番、12番をのぞくすべてのホールでコースを大改造。より戦略的に生まれ変わったという。
総ヤーデージは7,173ヤードと、昨今のメジャートーナメントとしては決して長くはないが、砂丘や高い丘に生い茂るラフと、砲台グリーンは「必ずしもロングヒッターに有利ではない」とは、英国ゴルフ協会ロイヤルアンドエインシェントゴルフクラブ(R&A)のデビッド・ボンソール氏だ。
「ショットの正確性や技だけではなく、忍耐強さが要求されます。もちろん、日本人選手にもクラレット・ジャグを掲げるチャンスがあるでしょう」(ボンソール氏)。
今年、そのロイヤル・バークデールで世界最古のメジャー戦に挑む日本勢は以下のとおり。
プラヤド・マークセン(ミズノオープンよみうりクラシック1位)
矢野東(同2位)
塚田好宣(同3位)
松村道央(同3位)
岩田寛(全英オープン日本予選ランキング上位1位)
甲斐慎太郎(同2位)
片山晋呉 (2008年第21週終了時点の世界ランク上位50位内)
谷口徹(2008年第21週終了時点の世界ランク上位50位内)
W・リャン(2007年アジアンツアー賞金王)
クレイグ・パリー(2007年豪州ツアー賞金ランク上位2人)
デービッド・スメイル(2007年豪州ツアー賞金ランク上位2人)
ブレンダン・ジョーンズ(2007年ジャパンゴルフツアー賞金ランク上位2人)
谷原秀人(2007年ジャパンゴルフツアー賞金ランク上位2人)