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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2008

石川遼は予選落ち(第2ラウンド)

ギャラリーゲートには、6時30分の開門前から行列ができた。17歳のゴルフを一目でもみたいと早朝から集まった大ギャラリーは奇跡を信じ、この日の6ホールを見守ったが奇跡は起こらなかった。

2000人が収容できる、巨大な観客スタンドがそびえる最終18番で、左奥から2メートルのバーディチャンスを決めたのがせめてもの見せ場。
「茨木の13番から6アンダーや、7アンダーで回るのはさすがに難しい・・・」。
カットラインの1アンダーには遠く及ばず、結局通算6オーバーは予選落ち。

前日2日目は、12番ホールを終えたところで日没サスペンデッドが決まった。
一度、流れが途切れた上に、もはやほとんど可能性のない位置からの再スタートでは「もちろん、諦めたわけではないが、モチベーションが最高点には達しなかった」と振り返る。

しかし同組のアンヘル・カブレラは、「いきなり素晴らしいショットを打った」。
昨日までと何一つ変わらないリズムでスタートした昨年の全米オープン覇者に改めて感服した。
「あれは、自分には絶対にできない」。
経験の差を認めるしかなかった。

今大会主催の松下電器産業株式会社所属。
今週は特に、ホストプロとして「かなり気合いが入った」が、2日と半日でコースを去ることとなった。
ホールアウト後は、招待外国人選手のカーチス・ストレンジや藤田寛之、星野英正、谷原秀人らとサイン会でペンを走らせ、せめてもの務めを果たした。

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