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中日クラウンズ 2008

宮瀬博文が執念の決勝ラウンド進出

満面笑顔で引き上げてきた。「良かったよ〜17番!」。3メートルのバーディパットを沈めて通算2オーバーは、53位タイの予選通過に胸をなで下ろした。

12番でダブルボギー。通算4オーバーまで落ちて、予選カットラインに思いを巡らせた。
「(通算)3オーバーだろう」との目算は当たっていた。

14番でバーディを奪ってもまだ安心できず、16番で3メートルのバーディチャンスを外して「せっかく来たのに、2泊しか出来ないってどういうこと?」と、上がりホールで自らを奮い立たせた。

27日(日)に父・匡さんを亡くしたばかり。
水曜日に告別式で喪主をつとめ、その足でコース入り。
ぶっつけ本番のラウンドにとまどいつつ、執念で決勝ラウンドに進んだ宮瀬は「連覇は厳しいけれど、目指せベスト20!!」。

目標は地味だが、ディフェンディングチャンピオンは謙虚にコースと向き合ったときにこそ、その実力を発揮する選手だ。

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